DV被害を受けたり。
失業してホームレスになったり。
新しい暮らしをはじめたいと思っても、
いまの環境から抜け出すことが
難しい人たちがいます。
そこで、LIFULL HOME'Sは、
新しい応援のカタチをはじめます。
LIFULL HOME'Sで
物件のお問合せをされた方に対して、
彼らを支援する団体をご紹介。
応援したい団体をえらんでいただくと、
その団体に助成金が割り当てられます。
あなたの住まい探しを、
エールに変えてみませんか。

  • Step1

    物件のお問合せ完了後に
    表示されるボタンをクリック。
    アンケート画面で、あなたが応援したい
    方々をえらんでください。

  • Step2

    あなたのえらんだ方々に、
    住まい・暮らしの面で
    支援をする非営利団体に対し、
    LIFULL HOME'Sが
    あなたの代わりに、助成して支援いたします。

  • Step3

    あなたの応援が、
    住まい・暮らしで困っている方々の
    住居支援につながります。

えらんでエール 第5回レポート

投票期間:2023/09/01〜2024/08/31

総応援数:1,025エール
たくさんのエール
をありがとうございます!
第5回の集計では1,025ものエールをいただき、計10の支援団体へLIFULL HOME'S基金より助成を行いました。本レポートではエールを送ってくださった皆様への感謝を込めて、各支援団体で助成金をどのように活用いただいたかをご報告いたします。

みんなが送ったエールの内訳

DV被害を受けている方々が27%、虐待や経済的困窮により親と暮らせないこどもたちが36%、日本にいる難民の方々が17%、ホームレスなど生活困窮者の方々が20%
  • DV被害を受けている方々
  • 虐待や経済的困窮により親と暮らせないこどもたち
  • 日本にいる難民の方々
  • ホームレスなど生活困窮者の方々

助成先一覧

DV被害を受けている方々
一般社団法人アマヤドリ
NPO法人女性ネットSaya-Saya
特定非営利活動法人生活困窮・ホームレス自立支援ガンバの会
特定非営利活動法人そらいろコアラ
虐待や経済的困窮により親と暮らせないこどもたち
NPO法人子どもシェルターぐんま
認定特定非営利活動法人ロージーベル
日本にいる難民の方々
特定非営利活動法人RAFIQ
一般社団法人つくろい東京ファンド
ホームレスなど生活困窮者の方々
NPO法人コミュニティワーク研究実践センター
特定非営利活動法人自立生活サポートセンター・もやい

助成先の活動報告

助成を行った10団体から、
活動報告をしていただきました。

DV被害者支援

新しいシェアハウスの家具・家電等を揃えることができました。

DV女性シェルター

一般社団法人アマヤドリ

団体運営者からの声
助成による変化
助成をいただいたおかげで新しいシェアハウスの家具・家電等を揃えることができました。家庭を頼ることができない若者は、経済的に困窮している方が多く安定した住居を持つことができずにいる場合もあります。彼らが精神的にも経済的にも安心して過ごせる環境を整えることができたと感じています。近年こういった若者からの相談が増えており、今回の助成をいただいたおかげで若者のニーズにより多く応えることができるようになりました。
住環境に関して
困難な環境で過ごしてきた若者が心身を回復させるためには安心安全な住環境がとても重要です。安心安全な住環境というのは、セキュリティが守られていたり最低限の生活物品が揃っているということはもちろん、開放的で明るい雰囲気のインテリアや日当たり、衛生面が清潔に保たれていること、プライバシーが保たれていることも必須条件です。これらが整うことにより、ケアされて自立への次のステップを踏み出すことが可能となります。
住んでいる方々の声
「入居前はもっと無機質な住まいかと想像していたが、実際は家っぽい安心する雰囲気だったため過ごしやすい」との声をいただきました。
応援してくださるみなさまへ
今回は、当団体の活動を応援してくださり、誠にありがとうございます。皆様の寄付のおかげで若者が安心して暮らし、次のステップを踏み出すまでの期間を過ごすシェアハウスを設立することができました。皆様からの応援を糧に、孤立困窮している若者が自分の人生を自分で決めていくことができるよう、スタッフ一同これからも支援を届けてまいります。これからも応援の程よろしくお願いいたします。
団体概要
活動内容
日本では18歳で成人となり、児童福祉法や児童虐待防止法などの支援制度の対象外になります。一方でこの年代はまだ自立の準備期であることが多く、虐待等を理由として家庭を頼れない若者が孤立困窮している現状があります。当団体は、支援制度の枠組みからこぼれ落ち、社会の入り口で追い込まれている若者がさまざまな壁を超えて自己選択できるようサポートを届けています。
Webサイト
https://www.amayadori-official.net/
助成金の使い道
家庭を頼ることができない若者が、心身を回復させ、次のステップを踏み出すまでの期間を過ごすシェアハウスの設立準備費用。

ステップハウスの修繕や防犯カメラの設置を行うことができました。

DV女性シェルター

NPO法人女性ネットSaya-Saya

団体運営者からの声
助成による変化
当団体のステップハウスは、関東でも数少ないペットと一緒に避難可能なステップハウスです。猫連れの当事者が生活した後、匂いが取れず壁も畳も傷んだ部屋が、助成金で業者に修繕を頼むことができ、新たなペット連れの避難者を受け入れられるようになり、大変ありがたく思っております。また、事務所に防犯カメラが設置できたことで、人の出入りが把握しやすくなり、扉を開ける時に安心になりました。録画機能は、何かあったときの安心の担保になりありがたいです。ステップハウスのパソコンが新しくなったおかげで、入居者が就労に向けてパソコンのスキルアップをするのに大変便利になりました。
住環境に関して
DV 被害者の中には、ペットを置いていけないため避難できず耐えている方々がいて、ペット連れで避難できる場所があることで、その方たちは避難を決断することができます。当団体のステップハウスには、ペット可の部屋があり、そういうニーズに応えてきたのですが、その一つがひどく汚れ、自分たちで対処しきれずにいたため、専門業者に修繕を頼んで復活することができ、本当に助かりました。入居者が安心に生活できるための環境は、とても大事なことで、新たに避難してくる方が、きれいで設備が整った部屋で安心に快適に暮らせることが、傷ついた心の回復に大きく役立ち、前を向く後押しになると考えています。
住んでいる方々の声
●リフォームしていただいた部屋は、元々は母子3人世帯と猫2匹が入居していました。退去時に部屋を確認すると、畳や壁は猫の糞尿の匂いがしみつき、酷い状態になっており、支援者が掃除を試みたが素人では手に負えませんでした。おかげさまで快適な部屋に生まれ変わり、今週末入居予定です。(管理人)
●今までスタッフが玄関口まで出向いて、安全確認していたため、スタッフが仕事の手を止めて対応に苦慮していました。防犯カメラのおかげで、子どもやお母さんの訪問時スムーズな対応ができるようになりました。また、時間外の訪問者も録画出来ているので、とても安心できています。
●手回り品のみ持参で避難しましたが、新しいパソコンのお陰で、新しくメールアドレスを作ったり、インターネットで調べ物をしたり、様々な書類の作成をするのに、とても助かっています。古いパソコンを使っていたときは、立ち上がりに5分以上、検索にも時間がかかりとても大変でした。新しいパソコンは、電源を入れるとすぐに立ち上がり、作業効率も上がりとてもうれしいです。
応援してくださるみなさまへ
皆様のご寄付に心より感謝申し上げます。DV 被害は、女性と子どもたちの心に大きな傷を与えます。避難した後も、なかなかその傷の回復は難しいのですが、支援者に守られた安心な環境で生活する中
で、少しずつ前を向き、新たな生活を築き、自信を取り戻していくことができます。自分たちを応援してくれている人がいると感じられることは、大きな支えになります。皆様からの寄付で、住環境を整え、パソコンスキルを高める機会をもらい、セキュリティを高めることができたことは、当事者たちへの大きなエールとなりました。これからも、どうぞ私たちのような活動に、関心を持っていただき、エールをいただけるとうれしいです。
団体概要
活動内容
DV 被害を受けた女性と子どもたちの自立支援活動。電話・ラインなどによる相談事業、同行支援、ステップハウス運営、女性と子どもたちの自立支援プログラム、暴力防止啓発出前講座、支援者養成講座など
Webサイト
https://saya-saya.net/
助成金の使い道
ステップハウスの修繕、事務所に防犯カメラの設置、ステップハウスでの就労支援のためのパソコンの購入

シェルターの家賃や光熱費、利用者の食料費、消耗品費などに使わせていただきました。

DV女性シェルター

特定非営利活動法人生活困窮・ホームレス自立支援ガンバの会

団体運営者からの声
助成による変化
生活困窮相談は、2008年のリーマンショック後も留まることなく増加し続けています。ガンバの会では2009年からそのような生活困窮者向けの緊急宿泊室を賃貸アパートにて運営してきましたが、困窮相談は減少することなくコロナ禍を経て、やや落ち着きを見せたものの再び増加しています。そのような中、新たに助成いただくことで、さらにたくさんの生活困窮者を受入れ、年齢や性別に関係なく社会復帰へと導くきっかけ作りになっており、社会の中で希望を持って生きるべくスタートを果たす人を増やしています。
住環境に関して
緊急宿泊室運営は、家賃はもちろんですが、利用者の方々に食料はじめ消耗品も含め、毎日のように届けたりして常に流動しています。100%を目指してはいますが、中々うまくいかず、利用者と対話を重ねながら、時には室内の清掃の指導をしたり、不在時は家電品の電源を切るようお願いし、節約するよう声をかけつつ、よりよい環境と、お互いの信頼関係の構築を目指して支援を継続、社会復帰(恒久的なアパート転入居)のお手伝いをしています。
住んでいる方々の声
・多重債務と寝泊まりする場所について、もうどこも頼るところがなくガンバの会にやって来ました。とりあえず畳の上で眠ることができるだけでもありがたいです。
・アパートを追い出され、数日間公園で寝泊まりしていましたが、耐えられずガンバの会に来ました。公園に隠していた荷物も少ないですが、部屋の中に持ってくることができ、助かりました。
・身元引受人がおらず、ガンバの会を頼ることとなりました。市役所への生活保護申請の同行や、アパートを借りる時にも連絡先になってもらえたので、スムーズに転居することができました。早く仕事を見つけて生活保護から脱出できるよう頑張りたいと思います。
応援してくださるみなさまへ
第1回「LIFULL HOME‘S基金」助成を受けることができ、感謝申し上げます。貴重なお金ですから、生活に困っている人たちのために大切に使わせていただきました。ともすれば、失われてしまったかも知れない命をつなぎとめ、希望を持って明日へと向かうことができるようにと、この助成で健康と元気を取り戻した人たちがたくさん現れています。長引く不景気、物価高騰など、困窮者にとっては辛い世の中ですが、困っている人のために活動する人々、その人々の活動のために助成してくださる企業とお客様の方々、いのちを守るお一人おひとりの励ましの気持ちがどうかこれからも、立ち上がる人の原動力となりますように祈ります。
団体概要
活動内容
緊急宿泊室(シェルター)運営事業
Webサイト
http://npogamba.wixsite.com/ichikawa2
助成金の使い道
シェルター家賃、シェルター光熱費、利用者の食料費、人件費、消耗品費

妊産婦さん・赤ちゃんが安心して過ごせるよう、防犯や備品などの準備に使わせていただきました。

DV女性シェルター

特定非営利活動法人そらいろコアラ

団体運営者からの声
助成による変化
日中の居場所だけでなく、夜間も支援できる場が新たにでき、支援の幅が広がりました。また、妊産婦を含む妊娠・育児期家庭のためのシェルター機能を持つ施設等の栃木県内における少なさや、育児ハイリスク家庭で新たに妊娠した場合を含む、妊産婦さんや赤ちゃん・子どもの宿泊やショートステイを可能にするシェルター機能のニーズの高さを知り、民間シェルターの立ち位置の重要さと、支援提供体制を整えていく必要性を再認識しました。
住環境に関して
妊産婦・赤ちゃんが安心して過ごせる場にするために、防犯面や清潔な環境を用意しました。水回り等の回収や備品準備にあたっては、実際の使用を想定して妊産婦家庭にヒアリングを行い、利用家庭が少しでもストレスなく気持ちよく過ごせるよう、必要な備品を準備しました。既存事業である日中の居場所拠点の近隣にシェルターを設置できたため、妊産婦さんの利用にも抵抗がなかったように思います。
住んでいる方々の声
妊産婦シェルター開設にあたって、利用家庭や対象となる妊産婦さん方にヒアリングを行った際は、以下のような感想をいただきました。今後も、利用者さん方のフィードバックを基に、必要な支援を行っていきます。
「本当の家のようで、実家に帰ってきたような空間が心地いいです。」「すでに面識のあるスタッフさん方なので、自分がお昼寝したいときなど、スタッフに安心して子ども(赤ちゃん)を預けられるのがいいです。」
応援してくださるみなさまへ
「困窮・孤立する妊産婦と赤ちゃんのための民間シェルター事業」に支援をいただき本当にありがとうございました。妊産婦を受け入れ可能なシェルターは全国的にもまだ少なく、栃木県でも実例がほぼない状況です。今回、妊産婦さんの居場所運営のノウハウや、専門スタッフ、利用者さんとの信頼関係を生かす形で本シェルターを開設できたことを成果として、今後、行き場のない妊産婦や心がSOSを出している方を受け入れ、適切な支援へ繋げていきます。
団体概要
活動内容
栃木県在住者を主な対象とする「妊娠・出産・育児の無料 LINE 相談窓口『コア LINE』」を運営。また栃木県真岡地区の特定妊婦等や要支援児童、困窮家庭等、孤立・虐待リスクが高く「見守りが必要」と判断した家庭を対象に居場所(産前・産後を通じた見守りや、食事・学習・遊び・入浴支援等を行う)の運営及び宿泊(シェルター)支援。
Webサイト
https://npo-sorairokoala.jimdofree.com/
助成金の使い道
困窮・孤立する妊産婦と赤ちゃんのための民間シェルター運営事業

こども支援

災害時の備品やリラックスできる生活空間を確保するために使用させていただきました。

こどもシェルター

NPO法人子どもシェルターぐんま

団体運営者からの声
助成による変化
子どもたちの日常生活を支える支出が優先されるなか、後回しにされがちな災害時の備品やリラックスできる生活空間を確保するための支出ができました。助成金を受けることにより、社会的に意義がある事業であることを自覚するとともに、今後も子どもたちの保護と支援を継続していきたいと再認識しました。
住環境に関して
虐待等で傷ついた子どもたちを保護し自立を支援するためには、衣食住が整っているだけでは足りず、子どもたちが傷ついた心を癒し新たな一歩を踏み出すための安心してリラックスできる生活空間が必要です。そのような空間を備えるために、災害等の対策やリラックスして生活できる場所を確保することも重要となります。
住んでいる方々の声
子どもたちの生活を支援するスタッフにとって、ポータブル電源及びソーラーパネルを設置するとともに防災研修を受けることにより災害等で停電が起きた際の子どもたちの支援に対する不安が解消しました。
子どもシェルターで生活し外出する機会が少ない子どもにとって、リビングや居室で過ごす時に外部の視線を気にすることなく自然光により外の気配を感じるられる様になったことは、リラックスして過ごすことにつながりました。
応援してくださるみなさまへ
子どもシェルターぐんまをご支援いただきありがとうございます。皆様のご支援により、子どもたちが子どもシェルターで災害時も安心して生活できるように非常電源用の備品と、リラックスして生活できるよう遮光レースカーテンを設置さぜていただきました。
私たちだけで充実した子どもたちの支援を実施していくには限界があります。何卒今後とも子どもシェルターぐんまにご支援を賜りますようお願い申し上げます。 皆さまのご期待に応えられるよう一人でも多くの子どもたちの保護と支援を続けていきたいと思います
団体概要
活動内容
虐待等で居場所のない10代後半の子どもたちの保護及び自立支援
Webサイト
https://gunmakodomoshelter.jimdofree.com/
助成金の使い道
子どもたちが安心して生活できる生活環境の確保

ステップハウスの家賃と家電用品の購入に使わせていただきました。

こどもシェルター

認定特定非営利活動法人ロージーベル

団体運営者からの声
助成による変化
ステップハウスで一人暮らしを体験した少年は、買い物、料理、洗濯、掃除等を行い、一人暮らしの練習をしている。一人で暮らしてみると、やらなければならないことがみえてくるようで、ステップハウスから援助ホームに戻ってくると職員に色々質問しながら掃除やご飯の支度・準備等、自ら手伝いをするようになった。また、自分で買い物をするため金銭管理についても工夫がみられるようになった。
住環境に関して
ステップハウスは川沿いにあり駅からも近く、ショッピングモールも近くにありとても利便性の良いところにあります。冷暖房完備で Wi-Fi も設置されており少年たちが生活するにはとても好条件です。冷蔵庫、洗濯機、掃除機、炊飯器等購入することが出来き、一人暮らしの練習や退居した少年が一休みできる居場所となっています。
住んでいる方々の声
新築ということもあり部屋もきれいで冷暖房完備、Wi-Fi 設置されており大変満足しています。自分で料理を作り、掃除、洗濯など自分で工夫して生活でき楽しいという声が聞かれる反面、一人で生活するのは寂しく、自立援助ホームに帰りたくなったという声がありました。また、精神が不安定な時は、自分を見直し、心を落ちつかせることができるとの声もありました。
応援してくださるみなさまへ
皆様からのご寄付により少年たちに安心して心休まる居場所を提供できるようになったことを、少年たちはもとより役員・職員スタッフ一同、大変嬉しく心より感謝申し上げます。応援してくださっている方々のお気持ちにお応えできますよう、入居少年や卒業生、今後入居してくる少年たちのために、精一杯のケアを続けていきたいと思います。この度は本当にありがとうございました
団体概要
活動内容
虐待や非行等の理由により帰る場所のない少年や親と一緒に暮らせない少年等を受入れ、家庭的な雰囲気のもとで自立更生に向けた支援を行う少年の家運営を中心に、様々な問題を抱える少年や保護者等の声に耳を傾け、青少年を取り巻く現状について地域に情報を発信し、すべての少年の更生と健全育成に寄与することを目的とし活動しております。
Webサイト
http://www.rosybell.jp
助成金の使い道
新しく借りたステップハウス家賃と家電用品の購入と、既存のステップハウスの家賃

難民支援

難民が入国後に居住するシェルターの新規開設に使わせていただきました。

難民シェルター

特定非営利活動法人RAFIQ

団体運営者からの声
助成による変化
兵庫県尼崎市の市営団地を利用した事業(あまがさき住環境支援事業「REHUL(リーフル)」)を使って、難民用シェルターを確保しました。居室は3DK1室で、これによりシェルター居住者を最大8名増やすことができることとなりました。住居支援を緊急に必要とする難民への対応も可能になりました。
住環境に関して
今回の物件は市営団地の空き室だった物件で、家具・家電・備品はなく、給湯設備も古くて更新が必要でした。本助成金を利用することにより、ガス給湯設備工事を実施し、また生活に必要な家具・家電・備品を購入することができて、その結果、シェルターに居住する難民にとって快適な居住環境を整えることができました。
住んでいる方々の声
まだ居住が開始されていませんが、現在の住居と比べると居住環境が大きく改善するので、シェルター入居者から歓迎されると思われます。また今後団地内で実施される活動(月例掃除への参加は必須となっています)に参加することにより、住民とのコミュニケーションが生まれ、相互理解が進むと考えられます。
応援してくださるみなさまへ
難民への住居提供は、公的な支援がほとんどなく、当団体のような民間支援団体がその都度住居を探し、家主と折衝して居住住居を確保しているのが現状です。特に難民が入国した直後の住まいは緊急対応が必要であり、当団体自身でのシェルター確保が課題になっていました。

今回助成金をいただき、シェルターを確保・整備できたことは、当団体にとって大変有意義なことでした。助成金がなければ、本案件は実施できませんでした。本当にありがとうございました。
団体概要
活動内容
「難民と一緒に暮らせる街」を目指し、難民の基本的人権の尊重と外国人との共生社会の実現を目的として、以下の活動を行っています。
(1) 難民への法的支援事業
(2) 難民の生活支援事業
(3) 難民問題についての理解を促進する事業
(4) 難民に関する調査・研究及び政策提言事業
(5) その他この法人の目的を達成するために必要と認められる事業
Webサイト
https://rafiq.jp/
助成金の使い道
難民が入国後に居住するシェルターの新規開設

難民・仮放免者(妊婦や未成年の子ども含む)の生活の基盤を支えるための家賃支援を行いました。

生活困窮者シェルター

一般社団法人つくろい東京ファンド

団体運営者からの声
助成による変化
難民・仮放免者(妊婦や未成年の子ども含む)の方々への家賃支援を行うことで、「生きていけない」人の「いのち」を守ることができるようになりました。安心した環境で生活できるようになり、さらに安心安全な環境で出産や子育てをするための基盤を整備できました。
住環境に関して
入国まもない難民認定申請者の方々は公的支援がほぼなく路上生活になる人が多くいます。仮放免者の方々も家賃が払えず路上生活の危機にあります。健康状況も不良な方が多いですが、家を失っていたり、失う危機にあると健康状態の改善も見込まれません。住環境・住居を確保できたことで医療を受けられる人もいました。
住んでいる方々の声
14世帯30人、12か国の難民・仮放免者の方々を支援することができました。うち、1世帯は妊婦、10人は未成年の子どもです。どの方も未だに困窮状態に置かれていますが、住居を失いホームレス状態になることを免れて「本当にありがとうございました。皆様の働きに強く感謝申し上げます」「安心しました」とご連絡をいただきました。また、かれらを支援する支援者の方々からも安堵の声をいただきました。
応援してくださるみなさまへ
この度は難民や仮放免の方々の命を繋いでくださり、大変ありがとうございました。いただいたご寄付のおかげで30人の方たちがホームレス状態にならずに済みました。学校に通い続けられる子ども、安心した環境で出産できる妊婦、中には「助けてもらったから」と私たち支援団体のボランティア活動にも貢献してくださる方もいます。私自身も励まされております。

いま、世界規模で難民が急増し、その人数は日本の人口とほぼ同じになっています。この難題にどのように向き合えばよいか、何ができるか、前途多難ではありますが、何よりもかれらの命と健康が守られることを願っていますし、そのために努力し続けます。
団体概要
活動内容
ハウジングファーストを合い言葉に、様々な状況からお住まいを失った方が、安心した住まいを取り戻す支援を実施。
Webサイト
https://tsukuroi.tokyo
助成金の使い道
働くことも認められず社会保障もない「生きていけない」状況に置かれている難民・仮放免者(妊婦や未成年の子ども含む)の生活の基盤を支えるための家賃支援を行いました。

生活困窮者支援

シェルターに必要な家具家電、防犯カメラを設置することができました。

生活困窮者シェルター

NPO法人コミュニティワーク研究実践センター

団体運営者からの声
助成による変化
札幌市ではシェルターの数が不足し、受け入れが難しいことがありましたが、今回増室することで、一部ですが待機期間というのは無くなり、早期に支援を開始できる体制が整いました。また、シェルター利用者同士のトラブルや職員への威嚇などがあり働くスタッフが特に不安を抱えていましたが、今回防犯カメラを設置することで安心して業務に励むことができる環境を整えることができ、本当に良かったと感じています。
住環境に関して
シェルターに必要な家具家電を設置することが出来ました。これまで中古品が多く、故障も多かったですが、新しいものを購入することで、シェルターを利用した方、スタッフも非常に喜んでいます。特に、布団については古くなったものしかなく、洗濯をしても汚れ取れずにいましたが、今回新しい布団を購入することで寝具を一新することができました。シェルターは汚いため使いたくないという方もいましたが、今回新しく整えることできたので、利用している方からそのような声はあがらず、支援がやりやすくなりました。(住環境の不満が解消された)
住んでいる方々の声
① 半年以上、路上生活をしてきました。シェルターに連れて来られた時、備え付けの物や部屋がきれいでびっくりしました。テント生活を始める前も⾧期間水道や電気を使えない環境で生活してきたので
普通の生活が出来ることに感謝しています。債務整理を済ませ、早く働きたいと思います。
② 中学の頃から、ストーブや洗濯機、給湯器などが壊れ、実家ではお風呂に入ることや洗濯をすることが出来ませんでした。シェルターを利用を開始する時に、スタッフさんからまずは、「普通の生活習慣を
身につけよう」と言われました。お風呂に入ることや洗濯をすることで臭いも取れ、以前よりは自信を持って就職活動が出来るようになりました。仕事も決まったので、次は免許の取得を目指し頑張っていきたいと思います。
応援してくださるみなさまへ
今回、ご支援をいただき、本当にありがとうございます。皆様からご支援により、3カ月という短い期間ではありますが4名の方に、延べ163日、シェルターを提供し支援をすることができました。今回は、助成期間終了後もシェルター事業を継続できるよう家具家電や布団なども購入させていただきました。また、防犯カメラも設置することができたので、シェルターを利用する方々だけでなく、シェルターで働くスタッフにも働きやすい環境をつくることができました。今回、シェルターを利用した方の中には、⾧期間、普通の生活を送ることが難しい環境に居た方も多かったです。今回、ご支援頂いたシェルターを活用しながら多くの方が普通の暮らしを回復し、自立に向けて一歩進むことができるよう、伴走していきたいと思いますので、今後とも応援をよろしくお願いします。本当にありがとうございました。
団体概要
活動内容
生活困窮者向けアパートの空室をシェルターとして活用し、住まいを失った就労中もしくは就労可能な方を対象にシェルターを 4 部屋準備し、支援を行いました。4名の方を受け入れ、延べ 163 名(日)の利用がありました。
衣食住の提供や生活保護申請、就労支援、債務整理に向けた弁護士相談の調整等を行った。また、シェルターの設置に当たり、必要な家具家電・布団や移動用自転車を購入した。また、施設内に防犯カメラを設置し、安心・安全な環境を整えた。
Webサイト
https://cmtwork.net/
助成金の使い道
・シェルターの家賃、光熱水費、シェルター利用者の食材費
・シェルターに必要な家具家電、布団の購入。就職活動用の自転車の購入
・防犯カメラの設置費用

シェルターの環境整備および物件更新費用に使わせていただきました。

生活困窮者シェルター

特定非営利活動法人自立生活サポートセンター・もやい

団体運営者からの声
助成による変化
事業開始から 5 年目を迎え、居室環境にも経年を感じる部分が出てきていましたが、今回の助成金により、備品(家具家電・消耗品等)の見直しや、業者を入れての居室清掃を行うことができました。また、モニターフォンのない物件にドアモニターを設置することができました。物件の契約更新費用の一部にも充当させていただき、今後の事業継続のための重要な支出を賄うことができました。
住環境に関して
都内は家賃も高く、住宅事情は厳しいですが、住まいを失った方が前向きにアパート探しに取り組めるよう、明るく清潔なシェルター環境を提供できるよう努めています。シェルターには何も持っていない状況でも入ってその日から生活できるよう、必要なものをそろえています。
住んでいる方々の声
相談時は硬い表情をされていた方が、シェルターのお部屋を見て緊張がほどけたように安心した表情をされることがあります。住まいのない状況の厳しさと不安感、安心して生活できる場所の大切さを思わされ
ます。家電類や生活に必要なものがそろっていることも喜ばれました。
応援してくださるみなさまへ
住まいは生活の基本です。にもかかわらず、日本では一度住まいを失うと、再びそれを取り戻すのに越えなくてはならないハードルがいくつもあり、そのためにホームレス状態にとどめ置かれてしまっている方が多くいます。また、たとえ住む家があったとしても、DV や虐待にさらされ、その家が安心・安全な場所ではないことも残念ながら少なくありません。収入の手段がない状況では、そうした場所から飛び出して自分の住まいを見つけるというのはとても難しいことであり、〈もやい〉ではそうした状況も含めて「広義のホームレス状態」と定義しています。〈もやい〉ではそうしたホームレス状態からのアパート移行をサポートするとともに、こうしたシェルターが公的な仕組みとして実装されるよう行政へ訴えてきました。こうした活動は皆さまからのご支援に支えられています。これからも取り組みを続けていきますので、お心を寄せていただければ幸いです。
団体概要
活動内容
〈もやい〉は、日本の貧困問題を社会的に解決することをミッションに掲げ、4 つの事業を行っています。①生活に困窮した方からの SOS をワンストップで支援する生活相談支援事業、②ホームレス状態の人がアパートに入居する際の連帯保証人引き受けや、物件探しのお手伝いをする入居支援事業、③社会的な孤立状態にある方の「つながり」の回復のための居場所づくり、社会参加の機会づくりの活動としての交流事業、④この社会を貧困を生み出さない社会にしていくための広報啓発事業の 4 事業を展開しています。
シェルター事業については、生活相談事業と入居支援事業で連携し、事業横断的な取り組みとして 2020 年度よりスタートしました。
Webサイト
https://www.npomoyai.or.jp
助成金の使い道
シェルターの環境整備および物件更新費用の一部に使わせていただきました。

SNS

このプロジェクトをシェアする

LIFULL HOME'S ACTION FOR ALL したい暮らしを、あらゆる人に。

LIFULL HOME'Sでは、「FRIENDLY DOOR」をはじめ
安心な住まいを得るための支援プロジェクト「えらんでエール」など、
国籍や人種、性別、背負うハンディキャップにかかわらず、
誰もが自分らしく「したい暮らし」に出会える世界の実現を目指して取り組んでいます。

安心な住まいを得るための支援プロジェクト【えらんでエール】。LIFULL HOME'Sで物件のお問合せをされた方に対して、住宅弱者の方を支援する団体をご紹介し、応援したい団体をえらんでいただくとその団体に助成金を割り当てられます。あなたの住まい探しを、誰かの希望に。不動産・住宅情報サイト【LIFULL HOME'S/ライフルホームズ】