第1回レポート
投票期間:2019/11/23〜2020/08/31
総応援数:2,492エール
- たくさんのエール
をありがとうございます!
- 第1回の集計では2,492ものエールをいただき、計9の支援団体へ寄付をいたしました。本レポートではエールを送ってくださった皆様への感謝を込めて、各支援団体で寄付をどのように活用いただいたかをご報告いたします。
みんなが送ったエールの内訳
- DV被害を受けている方々
- 虐待や経済的困窮により親と暮らせないこどもたち
- 日本にいる難民の方々
- ホームレスなど生活困窮者の方々
※本集計以外に令和2年7月豪雨で被災された方々へのエールもお届けしております
寄付先一覧
- DV被害を受けている方々
- 特定非営利活動法人駆け込みシェルター釧路
- 特定非営利活動法人フェミニストサポートセンター・東海
- 特定非営利活動法人女のスペース・にいがた
- 認定特定非営利活動法人女性のスペース結
- 虐待や経済的困窮により親と暮らせないこどもたち
- 社会福祉法人カリヨン子どもセンター
- 特定非営利活動法人子どもシェルターぐんま
- 特定非営利活動法人子どもセンター・ピッピ
- 日本にいる難民の方々
- 特定非営利活動法人なんみんフォーラム
- ホームレスなど生活困窮者の方々
- 一般社団法人つくろい東京ファンド
寄付先の活動報告
寄付を行った9団体から
活動報告をしていただきました。
DV被害者支援
カビ発生などの湿度問題が改善され、快適に過ごせるようになりました。
DV女性シェルター
特定非営利活動法人駆け込みシェルター釧路
- 団体からの声
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- 寄付による変化
- 大型冷蔵庫への買い替えにより、何日か分の食材をまとめて購入しても冷蔵保存ができるようになり、献立を管理することが楽になりました。
洗濯物は子ども同伴で沢山の洗濯物があるにも関わらず、スペースが狭く、室内干しに限られていて、カビの発生などに困っていましたが、乾燥機付き洗濯機により、湿度などの不快な思いをせずに快適に過ごせています。
新しい寝具で心身ともに休まることができています。
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- 住環境に関して
- 避難をされてくるDV被害女性とその子ども達の人数に対して確保できているシェルターの数が少なくどうしても狭いスペースになってしまうのが現状です。
- 住んでいる方々の声
- シェルターは暗く閉鎖的なものと思っていたので入所にためらいがありましたが、明るい部屋で家具・家電も完備されており、避難生活にもかかわらず、安心して眠ることが出来、食事も避難前より栄養が摂れ、快適に過ごすことが出来ました。子ども達も好きなテレビ番組やDVDを観ることが出来、楽しめています。
- 応援してくださるみなさまへ
- DV被害女性は避難を考える時ネットでシェルターの情報を検索することがありますが、悪い書き込みを見て入所をためらう方もいます。備品の買換えにより、シェルターでの快適な環境で、抑圧された生活から安心安全な避難生活を送ることが出来、DV被害女性の安心安全な自立に向けた支援ができました。
団体概要
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活動内容
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- DV被害女性とその子ども達に対して緊急一時保護と自立支援の活動
- 一般市民に対する予防啓発活動や調査研究事業
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Webサイト
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http://www6.marimo.or.jp/hot946/
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寄付金の使い道
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・シェルターの備品購入
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- 電化製品の購入(冷蔵庫・コードレスステッククリーナー・乾燥機付き洗濯機・ガスストーブ・
テレビ・ブルーレイレコーダー・テレビ台)
- 家具購入(食卓セット・布団一式3組・カーペット・ラグ)
住宅設備の改善ができ、より清潔で文化的な生活の場になりました。
DV女性シェルター
特定非営利活動法人フェミニストサポートセンター・東海
- 団体からの声
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- 寄付による変化
- トイレが旧式だったので、シャワートイレに変えることができました。
その他、備品を購入できたので快適な環境に近づけることができました。
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- 住環境に関して
- シェルターは特別な場所なので、エレベーターなどではなるべく一人で乗るようにしています。話しかけられるのを回避しています。
- 住んでいる方々の声
- トイレがシャワートイレになりました。気持ちよくトイレが使えてうれしいです。(利用者)
- 応援してくださるみなさまへ
- 被害を受けて行き場のない女性の居場所がシェルターです。今までの生活の場をすべて捨てて、離れてきた方に利用していただいています。安全で安心な暮らしをしていただき、新しい生活への第一歩にする場所です。清潔で文化的な生活の場を提供するように心がけています。
住宅設備の修繕や備品購入ができ、利用者のペースで生活ができるようになりました。
DV女性ステップハウス
特定非営利活動法人女のスペース・にいがた
- 団体からの声
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- 寄付による変化
- 被害者となった女性たちの自立に向けた中間施設、第2ステップハウスは最大5名まで入居できますが、寄付金でキッチンを2台に増やすことができました。以前はキッチン1台だったため食事を作る際も、順番待ちが必要だったのですが、入居者も食事を作るのに順番待ちをしなくて良くなったと喜んでいます。
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- 住環境に関して
- 予算の都合上、どうしても家賃の低い古い住宅しか借りることができません。また毎年のようにどこかを修理する必要が生じますがなかなか手が付けられないのが現状です。
- 住んでいる方々の声
- 和室の畳はすべて表替えをすることができましたので、新しい畳のにおいがとても気持ちよく、気持ちが明るくなりました。(70代女性)
自転車を購入していただいたので、今まで徒歩で買い物に行っていたのが自転車でさっと行くことができ、とても重宝しています。
- 応援してくださるみなさまへ
- ステップハウスは夫や恋人、家族からの暴力の被害にあっている女性が避難でき、安全で安心できる居場所で、そこで生活しながら生活を立て直し自立への準備をおこなう場所です。殆どの入居者は身の回りの物(衣類等)だけ持って出てきますので、ステップハウスには日常生活に必要な備品を揃えて、入居してすぐに生活できるように設備を整えています
団体概要
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活動内容
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- DV被害などの女性に対する相談支援事業
- ステップハウス(自立に向けた中間施設)運営事業
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Webサイト
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https://os-niigata.info/
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寄付金の使い道
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ステップハウス(自立に向けた中間施設)の環境改善事業
何も持たずに入居される被害者の方が、すぐに生活できる環境を整えられました。
DV女性シェルター
認定特定非営利活動法人女性のスペース結
- 団体からの声
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- 寄付による変化
- DV被害を受けた母子は、それまで居住していた地域から、ほとんど何も持ち出せずに見知らぬ地域で暮らすことが多いです。今回の寄付金でシェルターを整備し、清潔なフローリング、ブラインド、カメラ付きのインターホン、新しい電化製品と家具を購入し、清潔で快適な住環境を作ることで、心の回復を目指してほしいと考えています。入居者には住まう側にたってリフォームしてくれたと喜んでくれました。
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- 住環境に関して
- いくつもの物件を見学したり人伝に大家さんと直接話をさせていただいても、最後「やっぱりシェルターはちょっと」とお断りされることが続きます。DV被害を受けた母子への差別や偏見により、孤立感を深める母子は多いと感じます。
- 住んでいる方々の声
- 8月に入居予定の母子からは、新しく綺麗なアパートに住めるとのことで、大変喜んでいただいています。入居者の使い勝手を考えた設備や家具、家電があることなど自分たちが受け入れられている感じがすると言っていただいています。(法人代表者)
- 応援してくださるみなさまへ
- 人が生活するうえで重要な衣食住も、シングルマザーとその子どもの場合は、貧しさから、十分ではありません。特に住まいに関しては生きていくうえで、「最低限のレベル」となってしまいます。家賃で選ぶと遠くて古い物件になってしまい住みにくいという不便さから、ひとり親の女性がアパートの賃貸借契約につながらない現状があります。これからは住環境へのサポートが得られるような仕組みを目指したいです。
団体概要
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活動内容
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DV被害など女性のための相談支援活動全般
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Webサイト
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http://watashiiro.com/
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寄付金の使い道
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- 女性と子どものシェルター「まどかハウスⅡ」を整備
- 予算内で最大限、安全性と快適性を求めてキッチンの交換や、使いやすいように収納スペースなどを新たに設置
こども支援
こどもたちの安全・防犯対策をし、安心して心地よく過ごせる環境になりました。
こどもシェルター
社会福祉法人カリヨン子どもセンター
- 団体からの声
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- 寄付による変化
- 2004年の開設以来、15年間、理解ある大家さんの温情でお貸しくださった同じ建物で、延べ350名もの子どもを受け入れました。
しかし大きな川に挟まれ、ハザードマップでも危険な地域であることが判明し、移転を決意しました。
シェルターの移転は、施設の性質上、理解ある貸主様と巡り合うハードルが高く、貸主様と物件の条件が合致した後も、施設としての環境を整えるための修繕が必要です。
今回の寄付金で修繕を施すことができ、こどもたちの安全対策、防犯対策をしながら、安心して心地よく過ごすせる環境になりました。
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- 住環境に関して
- 施設の性質上、所在地情報が公開されてしまうと運営継続は難しくなります(近隣住民にもシェルターであることは公にしていません)。よって、情報の取扱いには細心の注意をはらっています。また住み替えに際しては、好適な条件の物件にめぐり合うことが難しいことがあります。子どもたちは不安と悩みでいっぱいの精神状態で保護されるので、家庭的な温かさのある暮らしでありながら、できるだけ死角や段差のない生活環境を必要としています。
- 住んでいる方々の声
- 建物が広くてきれい。ずっとここにいたい。(10代女性)
(良い意味で)”施設”っぽくない。ふつうのおうちみたい。(10代女性)
- 応援してくださるみなさまへ
- 子どもシェルターの住環境の改善に、大きなご関心とお力添えを賜りましたことに心から御礼申し上げます。おかげさまで、安心安全な環境で子どもたちを受入れ、支援していくことに専念することができております。また、子どもたちもシェルターでの一時的な暮らしながら、居心地良く過ごしてくれています。皆様のご信頼を励みとし、これからも子どもたちの心に寄り添い、誠実に活動を続けてまいります。
団体概要
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活動内容
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- 10代後半の子どもたちのための子どもシェルター
- 子供たちの自立援助ホーム等を運営
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Webサイト
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http://carillon-cc.or.jp
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寄付金の使い道
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- 子どもシェルター「カリヨン子どもの家ガールズ」の移転前修繕
- 子どもシェルター移転後の諸修繕
施設の改修や生活備品の購入に使用させていただきます。
こどもシェルター
特定非営利活動法人子どもシェルターぐんま
- 団体からの声
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- 寄付による変化
- これから寄付金を利用して、子どもたちが『子どもシェルター』で快適に生活できるように施設の改修を行い、さらにみんなで利用する生活備品の購入費用として寄付金を利用する予定です。
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- 住環境に関して
- 開所準備時の悩みとしては,
①子どもシェルターの条件に合う物件を見つけることが困難であること
②賃料以外の住環境に関する費用を法人が負担しなければならないこと
です。
- 住んでいる方々の声
- 寄付金により子どもたちが前向きに新たな一歩を踏み出せるような環境を整えられる明るい仕様の物を購入する予定です。 (法人代表者)
- 応援してくださるみなさまへ
- 子どもシェルターへのエールをありがとうございます。子どもは社会の中で尊重され、家庭や学校などの良好な環境で成長していく権利があります。しかし現実には、虐待や放置によってつらい生活を余儀なくされている子どもたちもいます。そんな子どもたちを支える子どもシェルターの活動は、様々な支援によって支えられています。子どもたちの新たな一歩のために子どもシェルターの活動にご支援・ご協力をお願い申し上げます。
賃借できた古い建物の内装を一新し、安全面に配慮した改修もできました。
こどもシェルター
特定非営利活動法人子どもセンター・ピッピ
- 団体からの声
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- 寄付による変化
- シェルター用に賃借した建物は古かったため、内装を一新することができ、また階段への手すりの設置など安全面に配慮した改修もできました。子ども用の部屋にエアコンを設置することもでき、快適に生活できています。
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- 住環境に関して
- 安全面での配慮が必要である一方で、家庭的な雰囲気を醸成する必要があります。
- 住んでいる方々の声
- 各部屋にエアコンがあってうれしい(10代女性)
- 応援してくださるみなさまへ
- 今後も行き場のない子どもたちに安心で安全な生活環境を提供し、自立に向けた支援を行うことで、子どもの福祉に寄与してまいります。
難民支援
破損していた個室の鍵や窓の修繕、収納アイテムの確保ができました。
難民シェルター
特定非営利活動法人なんみんフォーラム
- 団体からの声
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- 寄付による変化
- 入居者の所持品は自己管理なのですが、過去の居住者が個室の鍵を壊してしまったままだったため個室の鍵を新調することができました。また壊れていた窓の修理、収納アイテムの確保、消毒液や清掃用具等も購入できました。加えて、庭の剪定は手動の草刈機のみでしたが、必要な除草剤や電動草刈機や長靴を購入できたことで、作業の負担が減り大変助かっています。
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- 住環境に関して
- 油料理を好む国の人も多いためキッチンがある居間の油汚れがひどく、通常の掃除だけでは取り除けずにいます。また体の大きい人も多いため、日本仕様のシャワールームはサイズが小さく、苦労されているかもしれません。さらに古い物件のため冬の寒さが厳しいことや、寄付物を頂いても収納する場所がないという課題があります。
- 住んでいる方々の声
- ・庭が綺麗になり嬉しいです。よく窓から眺めています。心が落ち着きます。(10代男性)
・新型コロナウイルス感染拡大で日本語教室等も閉鎖となりました。施設内でパソコンを通じて学習できるようになりとても嬉しいです。(30代男性)
- 応援してくださるみなさまへ
- 諸外国から日本に避難されてきた「難民」と呼ばれる方々への住まいの支援にご関心を持っていただき、ありがとうございます。
日本では難民として法的に保護を受けるのは非常にハードルが高く、公的なセーフティネットも脆弱なのが現状ですが、皆様からの「エール」は当事者の方々へ伝えることができる温かい草の根の連帯です。異国の地でゼロベースで生活を立て直し、希望を捨てずに生きてこうとする難民の方々の姿、強さと、彼らにエールを送ってくださる市民の方々の声を励みに、誰も取り残されない社会に向けて活動を続けていきたいと思います。
団体概要
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活動内容
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日本に逃れてこられた難民の方々への支援
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Webサイト
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http://frj.or.jp/
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寄付金の使い道
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- 都内の難民の方々のための緊急シェルターの運営費
- 収納用具や清掃用具の購入、窓や鍵の修理等の住環境の改善費
生活困窮者支援
緊急シェルターなど財政的に難しかった積年の社会課題解決に進むことができました。
生活困窮者シェルター
一般社団法人つくろい東京ファンド
- 団体からの声
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- 寄付による変化
- ビッグイシュー基金と連携したシェルターについては、先方事務所の移転に伴い距離的な問題から閉鎖、次の見通しが立たない状況でした。また「ホームレス状態にある女性」が使える緊急シェルターについても、定期的にニーズが持ち上がるものの、財政的な観点から導入・運用が難しいと頭を抱えておりました。そのようなタイミングでしたため、積年の社会課題が解決に進むことが出来て、大変ありがたく感謝しています。
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- 住環境に関して
- 個室シェルターはあくまで緊急的な利用であり、ここから安定したアパートに移っていただくことが本来の形だと考えます。ただそこに到るハードルとして、そもそもの都内物件の家賃が高い、保証人が見つからない&保証会社が通らない、連絡先となる携帯電話を失っているなど、困窮されている方を取り巻くさまざまな課題が見えてきています。
- 住んでいる方々の声
- 新型コロナウィルスの感染が拡大。ネットカフェの閉鎖や失業による困窮によって、住まいを失う方々が続出しています。シェルター等の活用でまずは安心してお布団で眠っていただいてますが、そんな時、どなたも「本当に助かった」と安心した顔を見せています。(法人代表)
- 応援してくださるみなさまへ
- このたびは生活困窮者の住まいに興味関心を持って頂きましてありがとうございます。まさかこんな世界になるとは夢にも思わなかったわけですが、ご支援いただいたシェルターがあることでこのコロナ禍の支援を継続することが出来ております。改めまして、ありがとうございました。
団体概要
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活動内容
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住まいを失った方へ支援および個室シェルターの運営
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Webサイト
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https://tsukuroi.tokyo/
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寄付金の使い道
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- ビッグイシュー販売者が雑誌販売ができない時に休めることのできるシェルター一室(二部屋)の賃貸契約
- ホームレス状態にある女性のためのシェルター一室の賃貸契約
LIFULL HOME'Sでは、「FRIENDLY DOOR」をはじめ
安心な住まいを得るための支援プロジェクト「えらんでエール」など、
国籍や人種、性別、背負うハンディキャップにかかわらず、
誰もが自分らしく「したい暮らし」に出会える世界の実現を目指して取り組んでいます。
ACTION FOR ALL TOPヘ